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●百八体の繭玉新潟へ還る(大地の祭り) 

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8月
 新潟で開催された大地の芸術祭から早1年。フォッサマグナを舞台に、地と水の脈をむすびながら漂流する繭玉。その皮膚には侘び・寂びの風情が増し、「時」の集積を物語る。また、3月の県内入り以降、各文化施設の森では、「命を紡ぐ」と題したワークショップにより多くの参加者の手によって繭玉が森に浮遊した。風化と再生によって深まる精神性に、人々の「想い」が合わさることで命の輝きが帯びてくる。
 7月27日、富士芸術村に漂泊していた親玉を回収。翌28日には、小淵沢のアルソアの森に常時展示していた繭玉を2台のトラックにギッシリ詰め込み、新潟十日町へ向けいよいよ帰還の旅である。久々の原風景・浦田の丘。のびやかな田園風景。自然と共生する風土、人々の変わらぬ暮らしがあった。ただ、家族共々大変お世話になった地主の小堺光雄氏が逝去され、この帰還を心待ちにされていただけに悔やまれてならない。霊前に線香を捧げ、プロジェクトの報告をする。短いつき合いであったが、天命を全うし召された氏のためにも最高のフィナーレを飾りたいと誓った。
 8月1日、最後の「命を紡ぐ」ワークショップ。参加者5名によって大小108の繭は一昨年同様森の木々にむすばれ、過去最大規模の「連鎖界」が完結した。結びあわさるロープの一本一本には、これまでにくり返された「命を紡ぐ」ワークショップによって生じた無数の結び目がある。それ自体に「行為」の連鎖、さらにいえば「想い」の連鎖、命の「絆」が見てとれる。繭の皮相は風化と再生をくり返し、柿渋色に赤黒く発色。重厚感が増している。
 午前10時に始まったワークショップであるが、夕刻にはすべての繭玉が連結しスズナリに浮遊する。異様な光景がふたたび出現した。
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