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●甲武信ヶ岳パフォーマンス登山 

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7月18日
 プロジェクトも終盤。今月17日に富士川の河口に到達した繭玉は、翌日には甲武信岳に担ぎ上げられた。どうして山に登らなければならないのか。なぜ甲武信岳なのか。私の苦行にも似た行為の中には、「円環」に対する一途な想いが込められている。 中央分水嶺の中でもひときわ特異な存在として名高い甲武信岳は、文字通り山梨、埼玉、長野各県のちょうど境界に頂を有する。千曲川(信濃川)、笛吹川(富士川)、荒川の3つの水源を抱え、それぞれ日本海、大平洋、そして東京湾へと多くの支流を集めながらその命をはき出している。
 とりわけ、信濃川と富士川はプロジェクトの主動脈だ。繭の舟に乗り込んで川を下り、双方の河口をはじめ、流域に繭を配置し記録を重ねてきた。そして甲武信岳を極めることでこれら2つの水脈は見事に結びついてしまうのだ。桃太郎衣装に身をくるみ、繭を背負い、千曲川源流を上りつめる。当日は梅雨明け直後の絶好の日和。すれ違う登山者からの「これ何ですか?」という質問攻めにもすっかり慣れてしまった。中には源流から河口を目指して徒歩と自転車やカヌーで旅しようとする同志にも出くわし意気投合した。歩き始めて5時間ほどであろうか、ようやっと源流到達。美しい樹林帯に守られるように、苔むした谷間から清らかな水がしみ出ている。しずくを飲み、繭を浄め、山頂では繭を抱え上げた。感無量の瞬間。河口と源流が結ばれ、信濃川と富士川がひとつとなった。
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