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予告・原村に繭玉が行く

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 プロジェクトも中盤、季節は厳冬期。自然界の厳しさが身にしみます。この一番寒い時期に八ヶ岳の麓を親玉が巡回します。
さて、このプロジェクトで原村に別荘を構える東海大学芸術学部の教授でシルクスクリーン作家の伊佐雄治氏には、快く敷地を提供していただきました。さらに氏の念願であった画廊開設の動きがこのプロジェクトに合わせて急ピッチで進められ、この度開荘することになりました。
「円環―命脈」プロジェクトでは、八ヶ岳麓一帯を「フォッサマグナのヘソ」と称し、開始以来、複数体の繭玉を常時展示しており、ここAVYにも80体ほどの繭玉が四季折々の風情と相まって風化を重ねてきました。現在諏訪湖博物館に漂泊中の親玉は、2月6日にこの地に漂流し、当日am11:00からのワークショップ「命を紡ぐ」によって、周辺繭玉の中央、森に結ばれ「大連鎖界」が完結するといったイメージです。
雄大な自然の中、雪の八ヶ岳が美しく、大きなテラスの前に森が広がるすてきな会場です。
画廊内の関連展示とともにご高覧いただければ幸いです。

●2月6日(土)の催し 11:00~15:00 屋外ワークショップ「命を紡ぐ」
                 画廊内では関連展示、ワークショップ「命脈地形図絵巻」
              15:00 オープニングパーティー

●AVYは会期中の土、日のみ開荘しています。(野外展示は常時鑑賞可能)

●場所は諏訪南インターから八ヶ岳ズームラインをひたすら北上。八ヶ岳美術館のそばです。
 問い合わせ 石田泰道090-2497-0234
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厳冬の諏訪湖漂流パフォーマンス

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大寒のもっとも過酷な時期に漂流を試みたいと考えていた。しかも諏訪湖はフォッサマグナ由来の構造湖である。やるしかない。
 1月23日。天気もよく、湖面も結氷を免れた。そういえば最近の温暖化の影響だろうか、諏訪湖も凍らなくなって久しい。作品の点検がてら午後一で山梨を出発。博物館の方々に気持ちよく迎えられた。地元下諏訪市民新聞社の記者も待ちかまえてくれ、いざ出陣。
 水は冷たく寒風漂うなかであるが太陽が味方してくれている。カモもたくさんいて人なつこく応援してくれているかのよう。岸辺をみると興味深そうにギャラリーが視線を送っている。諏訪湖の湖畔は多くの人が散歩をしており和やかな雰囲気である。ワカサギドーム船が点々とし浮かんでいる。今日は風が強く、繭の舟が流されてしまうため30分ほどでパフォーマンスは終了。風上に漕ぎ続けた私は汗だくだ。舟を逆にしたような諏訪湖博物館が銀色に輝いていた。
 終了後、諏訪湖博物館の事務室でコーヒーをご馳走になりながらしばし談義。皆さんイベントに不思議と興奮気味。なぜかおもしろいと口をそろえる。なぜだろう・・・・。 


諏訪湖博物館・赤彦記念館に繭玉漂泊

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諏訪湖の湖畔には数多くの文化施設が点在する。なかでもシルバーメタルに輝く流線形の外壁をもつ諏訪湖博物館は周囲の景観の中で異彩を放っている。世界的な建築家、伊藤豊雄氏の設計によるものである。その建物の突端部にはなぜかコンクリートでできた円盤形ステージが配置されている。繭玉の設置にはうってつけの舞台。ここが漂泊場所となる。
 諏訪湖博物館は、「諏訪湖と人々のくらし」をテーマにしたテーマ博物館。また、諏訪の生んだ日本の代表的歌人「島木赤彦」の足どりを陳列した赤彦記念館を併設する。私にとって諏訪といえば繭にまつわる歴史の残像が現代にも刻まれている場所。かつて明治政府の推奨もあって諏訪地方は生糸の一大生産地となる。それらの工場は戦時中の軍の軍需基地として活用され、また戦後は精密機械の工場にすり替わり「東洋のスイス」といわしめるまでに発展した。私の物体はそのまま「繭」として象徴的に湖畔に鎮座し、記憶の再生をつかさどるだろう。

諏訪湖で撮影

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フォッサマグナの西縁・糸魚川―静岡構造線は諏訪湖のど真ん中を貫く.その点においてのこの場所は要所である。
 豊科を出発した繭玉は、当日昼過ぎには諏訪湖に到着。快晴の空。日差しが湖面に乱反射し、巨大な光のプールのようだ。適当な湖岸を見つけ、光と水とのコラボレ―ションを試みた。逆光の中、黒いシルエットとなった繭玉が美しい。
 撮影中、ふと水辺に目をやるとなにやら奇っ怪な形をした小物体を発見。よく見るとおびただしい数が岸辺に打ち上げられている。後でこれが菱の実であることが判明した。「菱形」や「撒菱」もこの形に由来するそうだ。エイリアンのような、ステルス戦闘機のような、はたまた遮光器土偶をも彷彿させた。自然界の驚異の造形に完敗。

犀川で撮影

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1月10日移動日。正月気分も一段落。晴れ渡った好日、気分も上々だ。
 豊科近代美術館に年越しの挨拶を入れ最寄りの犀川の河原へ向かう。白鳥の飛来地で有名な白鳥湖の川下側に会田川との合流ポイントがある。この時期水量が少ないとみえて、せせらぎの中ほどにちいさな中州があらわれていた。ゴム長靴に履きかえ、繭玉を冷たい流れのなか運搬、撮影した。川の流れに取り残された感じのおもしろい構図。そのポイントの奥にゴーッと音を立てながら犀川の本流が勇ましく走っている。冬の澄み切った躍動感あるその流れを見つめていると作品に乗って漂流したくなる。漂流する自身の姿を投影してみる。今日は先を急ぐためイメージだけ.その場を後にした。

ギャラリーブロッケンにて経過報告展実施しました

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12月5日~13日、関連企画として実施する個展「風化の皮相」を、東京小金井市のギャラリーブロッケンで開催。「フォッサマグナのヘソ」で同時進行的に風化を重ねてきた繭玉を70体ほど展示する。半年あまりが経過し、物体の皮膚はだいぶ表情が変わっている。ブロッケンの特徴は、7メートルの天井高を有する特異な空間。この画廊に繭玉が浮遊していくイメージである。自然界の連続する時空間から一時切り離され、画廊の無機的な空間で冷静に相対すると、
時の推移が濃密なイマジネーションをともなって想起される。その差異にあらためて感動を覚える。
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